【全文】反ワクチン団体「神真都Q」リーダー逮捕、父で俳優・岡崎二朗が謝罪「厳罰に」「更生願う」
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種会場に押し入り、建造物侵入容疑で逮捕された倉岡宏行容疑者(43)の父で俳優の岡崎二朗(78)が20日、所属事務所を通じ、謝罪した。警視庁公安部に20日に逮捕された倉岡容疑者はワクチン接種に反対する団体「神真都(やまと)Q」のリーダーを自称している。
岡崎は所属事務所を通じ、報道各社に直筆署名入りの書面で謝罪文を送付。「この度は、私の息子が皆様に大変なご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした」と記した。
倉岡容疑者は今月7日午前、子ども向けの接種会場となっていた渋谷区内のクリニックに、同団体メンバーと侵入し、「ワクチン接種は犯罪行為」などと主張していたという。
倉岡容疑者は2007年9月、映画企画制作会社役員でプロデューサーの男性(当時52)を刃物で刺し、殺人未遂容疑で逮捕された過去を持つ。かつては「岡崎礼」の芸名でVシネマなどに出演していた。
父である岡崎は精悍な風貌で脇役として活躍。“鶴田浩二の最後の弟子”といわれる。
【以下、謝罪全文】
この度は、私の息子が皆様に大変なご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした。
本人には、法律によって厳罰に処され罪を償い、今回ご迷惑をおかけした皆様にも償いをし、1日も早く更生し社会のお役に立てるような人間になってほしいと願っております。
被害者の方々には心よりお詫び申し上げます。またご迷惑をお掛けしました関係者の皆様にも重ねてお詫び申し上げます。
岡崎二朗
令和4年4月20日