斎藤工 妊娠男性演じたネトフリ主演ドラマが全世界配信 議論の「きっかけになれば」
俳優の斎藤工(40)が、21日、都内で、主演を務めるNetflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」の配信記念イベントに、共演の上野樹里(35)と出席した。
原作は、坂井恵理氏による同名漫画。男性も妊娠するようになった世界を舞台に、仕事も遊びも軽やかにこなすハイスペックな広告マン・桧山健太郎(斎藤)が予想外の妊娠をきっかけに、さまざまな偏見やキャリアの壁に直面しながら奮闘する姿を描く。
斎藤は妊娠した男性を演じるにあたり、特殊メークで大きさも重さもリアルな妊娠中のおなかを再現。「重心が変化して、普段見ている景色が変わっていきました。生命がそこにあるという扱いをみなさんが常にしてくださったので、キャラクターを演じる上でありがたかったですね」と感謝し、「このタイミングで世の中に届けるということが必然。見終わった後に、ディスカッションが起こるきっかけになれば、この作品としての本望だと思います」と思いを語った。
桧山のパートナー・瀬戸亜季を演じた上野は、3月いっぱいで18年間所属した芸能事務所「アミューズ」を退所し、独立して以降、初の公の場。この日から、同作が全世界へ配信となったことを受け「いやーすごいですね」と驚きつつ、「日常を俯瞰(ふかん)するきっかけを与えてくれる作品だと思います」とアピールしていた。