１９９３年に５２歳で死去した伝説の米ロックミュージシャン、フランク・ザッパの、実に７時間以上におよぶ未発表ライブ音源を収録したＣＤ６枚組ボックスセット「ザッパ／エリー」の日本盤が６月１７日にリリースされることが２２日、発表された。

　ディスク１、２にはザッパ率いるマザーズの結成１０周年を記念した７４年５月８日のペンシルベニア州エディンボロ公演、ディスク３、４にはザッパのインフルエンザや聴衆間のトラブルなど波乱含みだった７４年１１月１２日のペンシルベニア州エリー公演など、ディスク５、６には約１カ月と短命に終わったレディ・ビアンカを含む布陣での７６年１１月１２日のエリー公演などを収録し、既発表音源は約１０分のみ。バンドは各公演でメンバー構成が異なっている。

　クレイグ・パーカー・アダムス（ウィンズロー・コネチカット・スタジオ）がオリジナルのマルチトラックテープからミックスダウンし、ジョン・ポリート（オーディオ・メカニクス）がマスタリングを手がけた最新マスターを使用。２人はテープ補修も手がけている。全盛期のザッパ・バンドが、最良の音質でよみがえる。