小栗義時5・8平家滅亡「注目して」 6度目共演の菅田義経を絶賛「底の知れない人」
俳優の小栗旬(39)が22日、主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜、後8・00)のオンライン取材会に出席した。
5月8日放送の第18話「壇ノ浦で舞った男」では平家滅亡が描かれる。今作のヤマ場のひとつでもあり「もともとこれを目標に動いてきた物語。これを経た後にいったい何が残っているのか、注目して見ていただきたい」と語った。
ロケは昨年、静岡・伊豆で行われた。印象的だったシーンについて、戦いを終えた後に北条義時(小栗)と源義経(菅田将暉=27)が海辺で会話をする場面を挙げ「義時は、こういう形で平家が滅亡し、本当に正解だったのだろうかと悩んでいる」と説明した。
また、今作が6度目の共演という菅田について言及。これまでの“義経像”を覆すような狂気をはらんだ熱演を見せているが「今までとはまた違うアプローチだなと思って見ていた。底の知れない人」と絶賛し「現場で悩むそぶりを見せない。いつどのタイミングでお芝居のことを考えているのか」と舌を巻いた。
今後は大泉洋(48)演じる源頼朝の“右腕”として、ダークヒーロー的存在と化していく。「ダークというより、シビアな決断を毎回迫られるようになっていく」と語り「正直なところ、しんどいときもある。明るく楽しい北条一家がだんだんなくなってきて、だんだん、誰かを落とさないといけない選択肢になっていく」と小栗。それでも「幸い、現場は楽しく撮影させてもらっています」と語っていた。