小倉智昭、半年ぶりに活動再開 昨年肺がん公表も「太っちゃってむしろ元気そうに」
昨年10月にステージ4の肺がん転移を公表し、活動休止していたタレントの小倉智昭(74)が23日、都内で、BS松竹東急の歌番組「小倉智昭の昭和懐かしいヒット曲!!~あのアイドルに会いたい~」(5月21日スタート。土曜、後6・30)の会見に出席し、半年ぶりに活動を再開した。
復帰後初の公の場となった小倉は、グレーのスーツ姿で「こんにちは!」と元気な笑顔と軽い足取りで登場。「ほぼメディアは一年ぶりでご無沙汰の方もいると思いますが、ここまでおいで頂けるとは」と集結した報道陣を見渡して喜んだ。
昨年10月から4カ月にわたって、抗がん剤治療を行った。「さほどの副作用もなく、がんも少しずつ小さくなっているけど、完治させるのは難しい」という事で、すでに「キイトルーダ」という別の抗がん剤で治療を始めていると明かし、担当医師とは「自分の体と相談しながらやっていきましょう」と話しているという。
がん患者とは思えぬ元気そうな顔色で、以前より顔がふっくらした小倉は「(抗がん剤で)体重が減ってしまうだろうと考えて、入院する前に無理して5キロ増やしたけど、5キロ減っていない。非常に困っています。太っちゃってむしろ元気そうに見える」とまさかの“事態”に苦笑いを浮かべた。
現在は「100メートルも歩くと筋肉がこわばってきつい」と体の衰えを感じているといい、妻とリハビリに励んでいる。「家内と犬の散歩に行くと(リハビリのために)上り坂に行くんですよね」と愚痴をこぼしながら、今後について「協力してもらいながら、仕事をできる限りしたい」「これからもできる限り毒舌を吐きたい」と現役続行を宣言した。
小倉は16年に膀胱がんを公表。内視鏡手術を受け、18年に全摘手術を受けた。