宝塚 星組「めぐり会いは再び」第3弾 礼真琴「千秋楽まで走り抜けられると信じる」
宝塚歌劇星組公演「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人-/Gran Cantante!!」が23日、本拠地・宝塚大劇場で幕を開けた。
「めぐり会いは再び」シリーズは2011年に星組で初演され、翌年に続編が上演され、これが第3弾となる。主演のトップスター礼真琴は第2弾でオルゴン伯爵の末息子ルーチェを演じたが、今回はその10年後の物語となる。
架空の王国を舞台とした、コミカルな物語。礼も10年の間に少年から青年に成長した姿を演じ、礼そのものにも重なる。トップ娘役の舞空瞳もキュートな令嬢ぶりで、コンビの完成度も高い。また作・演出の小柳菜穂子氏が座付き作者らしく、下級生にも見せ場のある芝居となった。
ショーはスペインをテーマに礼のショースターぶりを遺憾なく発揮。同期・瀬央ゆりあとのダンスや、退団の天寿光希、音波みのりらとの場面も用意された。
前日に行われた通し舞台稽古で礼は「まだまだ安心出来る状態ではありませんが、千秋楽まで走り抜けられると信じて頑張ります」とあいさつした。
宝塚大劇場は108期の初舞台公演で、5月30日まで。東京宝塚劇場は6月18日~7月24日。