多発性骨髄腫の宮川花子「寛解状態」 8カ所の腫瘍消え「どこも光ってなかった」
夫婦漫才師の宮川大助・花子の花子が24日、奈良県生駒市・たけまるホールで、約4年ぶりとなる講演会を行った。
血液がんの一種、多発性骨髄腫のため、2019年から闘病している花子はこの日も車いすで登場した。現在も月に1週間、抗がん治療を受け、自宅でリハビリ中。だが先月受けたPET検査で「8カ所あったガンが全部消えていた。どこも光ってなかった!」と笑顔を見せた。医師からも「寛解状態」とうれしい診断を受けたことを明かした。
またゼロだった握力も10キロ程度まで戻った。ペットボトルは開けられないが、文をつづったり、得意のイラストを描いたりするまでは復活した。
この日は念願の一人での講演会だっただけに、「20分以上話すのは初めてだったから」と無事に終え、ホッとした様子。大助も今後については「一時は死の淵に連れて行ってしまったけど、ここまでよくなった。毒舌を持って毒を制す!」と花子にエールを送っていた。