辛坊治郎氏、水温低い海域走る客船に「救命筏がないのは国際常識であり得ない」

 ヨットでの太平洋横断の経験を持つキャスターの辛坊治郎氏が25日、ツイッターを更新。北海道・知床の観光船の遭難事故について、低体温症となるリスクの高い北海道の海を走行する客船に救命筏がないのは「国際常識としてあり得ない」などの考えをつづった。

 辛坊氏は昨年8月にヨットでの太平洋往復横断に成功したが、13年の初挑戦時にはクジラに乗り上げ浸水し、10時間の漂流後に海上自衛隊に救助された経験を持つ。

 辛坊氏は今回事故を起こした船は19トンであることから「船舶検査は多分『沿海』」と推察し「この資格なら、救命浮器しか搭載義務はないが、1時間持たずに低体温症のリスクのある海域を走行する客船に救命筏が無いのは国際常識としてあり得ない」と指摘した。

 続くツイートでは「どんなに優秀で安価な救命筏でも、国土交通省のクソ高い認定品でないと船舶検査の対象にならない。だからこんな場合に何の役にも立たない認定品の救命浮器を搭載して、形式上の検査をパスする業者が出現するのだ」ともつづり、「水温5度だと奇跡が起きない限り1時間持たない」とも指摘した。

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