藤井聡太叡王 叡王防衛戦から今季開幕!2カ月弱ぶり対局に「普段以上に楽しい気持ち」
将棋の藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖との五冠=19)が27日、東京・神田明神で第7期叡王戦五番勝負第1局の前日検分と前日会見を、挑戦者の出口若武六段(26)と行った。
藤井叡王は本局が本年度開幕戦で、3月9日順位戦以来の対局。「緊張もありますし、良いスタートを切られたらと思います。久々の対局で普段以上に楽しい気持ちはあります。緊張感をプラスにして、集中して全力で指せれば」と意気込んだ。
同じ関西所属の出口六段とは奨励会時代に教わった経験もあるといい、「温厚で思いやりのある方という印象です」と明かした。プロ入り年度では初の後輩棋士とのタイトル戦。「気持ち新たに戦っていきたいと思います」と力を込めた。
出口六段は藤井叡王を「ライバルというか、充実されているなという印象。何かと大事なところで当たる印象です」と語った。タイトル初挑戦は「最近は時間を使うことを覚えてきた。少しずつ棋士の将棋に慣れてきたような面が大きかったと思っています」と分析した。「本当に競った勝負にしたいです。ぶつかっていく気持ちでやっていけたらなと思います」と意気込んだ。