吉行和子、3月に死去の宝田明さん偲ぶ「すごい立派だなあと…」 遺作で夫婦役

 女優の吉行和子が3日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。今年3月に87歳で亡くなった宝田明さんを悼んだ。

 吉行は、宝田さんの遺作となった映画「世の中にたえて桜のなかりせば」で、夫婦役で共演した。宝田さんは同作で、乃木坂48・岩本蓮加とW主演し、製作総指揮も務めていた。吉行は「本当にお元気で。主役の女の子(岩本)に一所懸命、演技を教えてあげて」と撮影当時を振り返り、「本当に元気なんですよ、あの人。だから、突然、亡くなって本当、びっくりしてます」と、突然の訃報に驚きを隠さなかった。

 司会の黒柳徹子が「私たちも気をつけなきゃいけないんですけど、亡くなったのは、誤嚥性肺炎って…」と宝田さんの死因に触れると、吉行も「私もそれは怖がってます。気をつけて気をつけてても、でもどうしようもないもんね」と話した。

 亡くなる直前まで元気だったという宝田さん。吉行は「なんか最期の日も『僕はいつ退院できるの?』」と宝田さんが話していたことを明かし、「だから全然、死ぬなんて思ってもいなかったんじゃないですか」と急逝を惜しんだ。

 黒柳が「仕事も好きでねえ」としみじみ話すと、吉行は「だから、そういう意味では、本当に自分がやりたい役で、自分が作りたい映画が最後だったっていうのも。ある意味、すごい立派だなあと…」と最後まで役者を貫き通したことに敬意を表した。

 黒柳も「本当ね。全うなさったっていう感じはしますよねえ」と口をそろえると、吉行は「そうですね。もちろん残念だけど。まだまだ、なさりたかったでしょうね」と思いやっていた。

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