日テレ・藤井貴彦アナ、マリウポリの「選別センター」に嫌悪感「どの立場から」
日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが4日、同局系「news every.」に出演し、ロシアがウクライナ・マリウポリ市に設置したとされる「選別センター」について嫌悪感をあらわにした。
マリウポリから市民が避難するために乗車したバス11台が姿を消したというニュース。ボイチェンコ市長が「バスが消えたのは『選別センター』がある場所」と明かした。市長によると、避難用のバスは14台出発したが、無事に脱出できたのは3台だったという。
「選別センター」では市民と分けられた公務員・政府関係者らが拷問を受けるなどしているとされる。藤井アナは「『選別センター』という言葉、本当に恐ろしいですね。どうして人が人を選別することができるのか、どの立場から選別するのかを考えるだけで気分が悪くなっていくんですけど」と嫌悪感を示した。さらに「国際社会」では言葉の通じない人に対しても「他者を大切にすることによって平和を守ってきた長い歴史がある」と説明。その上で「歴史が崩れる瞬間がどうしてもあって、これが今、ロシアとウクライナの中で起きている。早く止めなければいけないと思います」と反戦への思いを強く語った。