アイルランドが生んだ伝説のハードロックバンド「シン・リジィ」の中心人物フィル・ライノットの生涯を描いたドキュメンタリー映画「フィル・ライノット：ソングス・フォー・ホワイル・アイム・アウェイ」と、バンド全盛期のライブ作品「シン・リジィ：『ヤツらは町へ』ライヴ・アット・シドニー１９７８」のセットが、２ＤＶＤ＋ＣＤと、ブルーレイ＋ＤＶＤ＋ＣＤの２フォーマットで６月２４日にリリースされることが６日夜に発表された。

　「フィル・ライノット－」は資料映像にインタビュー音源、シン・リジィやライノットのソロ楽曲などを交え、ライノットの生涯と音楽を振り返るドキュメンタリー。インタビューにはミッジ・ユーロ（ウルトラヴォックス、シン・リジィ）、ダレン・ウォートン（シン・リジィ）、スコット・ゴーハム（シン・リジィ）、アダム・クレイトン（Ｕ２）、ヒューイ・ルイス（ヒューイ・ルイス＆ザ・ニュース）、ジェイムズ・ヘットフィールド（メタリカ）、フィルの妻キャロライン・タラスケヴィックス、娘のサラとキャスリーンが出演する。

　１９５０年代にダブリンの労働者階級で育ったライノットが名声を手にするまでが語られ、シンガー、ソングライター、詩人、父、文化的象徴といった、ライノットの幅広い顔を描いている。

　「ヤツらは町へ－」は過去にＶＨＳ、レーザーディスク、ＤＶＤでリリースされたが、今回は映像の修復とマルチトラックからの音源のリミックスが施され、さらに初の公式リリースとなる５曲を追加収録。ライノット、ゴーハム、ゲイリー・ムーア、マーク・ナウシーフの編成で「脱獄」「ヤツらは町へ」「バッド・レピュテイション」「ミー・アンド・ザ・ボーイズ」などの楽曲が披露される。

　日本盤先着購入者特典として、ジャケットと同じ絵柄の、３０センチ×３０センチのポスターが付く。