嵐莉菜 家族と舞台あいさつ登壇 父はイラク・イラン、ロシアの血が、母は日独ハーフ

 女優でモデルの嵐莉菜(18)が7日、都内で行われた主演映画「マイスモールランド」公開記念舞台あいさつに、奥平大兼(18)、川和田恵真監督(30)と登壇した。作中で家族役として共演した父・アラシ・カーフィザデーさん、妹・リリさん、弟・リオンくんも駆けつけた。嵐は父のイラク、イラン、ロシアの血、母のドイツ、日本の血を受け継いでいる。

 真っ赤なドレスに身を包んだ嵐は、「普段だったら信じられない光景というか、うちの家族にとって貴重な経験だと思ってます。わいわいしている家族です」と目を細めた。奥平から「リオンくんがすごくかわいいと聞かされていて、会えなくて、写真も見られなかった。現場で会って、確かにあんなに語られるくらいかわいいなと」と明かされ、嵐は「すごく弟のアピールをしました」と笑った。

 幼い頃から日本で育った、クルド人の高校生サーリャの葛藤と成長を描き、ベルリン国際映画祭でアムネスティ国際映画賞の特別表彰を授与された作品。川和田監督はベルリンで、「名前を見て本当の家族なのか、(実話だと思って)家族は物語の後、暮らせているのかとたくさん質問いただいた」と現地の評判を明かした。

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