MISIA 渡辺裕之さん急死に「胸が苦しい」と嗚咽 次女がコーラス【追悼全文】
歌手のMISIAが6日、ニッポン放送「MISIAのオールナイトニッポンGOLD」に出演。3日に急死した俳優・渡辺裕之さんを涙で追悼した。渡辺さんは、昨年の日本テレビ系「24時間テレビ」でMISIAが歌ったチャリティーソング「歌を歌おう」でドラムを担当。渡辺さんの次女で歌手の渡辺磨裕美はMISIAのバンドでコーラスを担当。亡くなった当日、翌4日もライブで一緒だった。渡辺さんの死は磨裕美にもライブ中は伏せられていたという。
【ANN、冒頭から10分近いメッセージほぼ全文】
こんばんは、MISIAです。今日は最初にお話ししたいことがあります。5月3日、俳優の渡辺裕之さんがお亡くなりになられました。心よりお悔やみを申し上げます。渡辺さんとは数年前に初めてお会いしたんですけれども、お食事をご一緒したこともありますし、音楽が大好きな方で、ライブにもよく来ていただいていて。2020年、コロナ禍で夏にジャズクラブからライブを再開しようと言って再開した際も見に来てくださって。本当いつも応援してくださって、気にかけていただきました。
昨年は24時間テレビで「歌を歌おう」という歌を歌った際にドラムとして参加していただいて。(中略)優しい姿を思い出します(声震わせる)
2020年からのライブ総数が100本という記念の際には、昨年末の12月ですね、バラの花を100本、大きな大きな花束にして、その花束をステージまで届けに来てくださいました。
お亡くなりになられた5月3日は、このゴールデンウィーク中は、4月30日、5月1日、3日、4日と(と山梨・河口湖ステラシアターで開催したライブ『MISIA CANDLE NIGHT』を説明)…実は私達のバンドメンバーのコーラスに渡辺磨裕美ちゃん、っていて。すごく透明感のあって素晴らしい歌声を持ってるボーカリストで。私のボーカルの上にハモれる方ってなかなかいないんですね。キャンドルナイトでも素晴らしい歌声を聴かせてくれたんですけども。
彼女は渡辺裕之さんの娘さんで(涙声)。ライブ中ということで。磨裕美ちゃんにも、私たちにも、渡辺裕之さんがお亡くなりになったということは…(涙声)、知らされていなくて…(涙)、ライブが終わってから知ることとなりました…。ちょっとしばらく理解ができないというか、信じられない気持ちだったんですけれども、ご家族のことを思うと、胸が苦しいです(嗚咽)。会えていないけど、磨裕美ちゃんを(鼻をすする音)、今すぐね、抱きしめにいきたい…。
そしてマスコミのみなさまにお願いです。今、ご家族がいるお家をマスコミの方が取り囲まれていて外にも出れない状況だとききましたんで、ご家族がお父さまと最後の過ごす時間をどうか、尊重なさってください(涙で声を震わせる)
渡辺裕之さんのやすらかな眠りを心からお祈りしております。いつも優しく声をかけてくださり、気に掛けてくださり、一緒の時間を過ごしてくださり、ありがとうございました。
渡辺さんと一緒にお送りした歌『歌を歌おう』は、磨裕美ちゃんもコーラスをしてくれましたけど、悲しい時もどんな時も、あなたを思うこの思いが、前を向こうとするこの思いが、あなたへと届くように、歌っていこうという歌です。だから(鼻をすする)歌っていこうと思いますし、悲しみの中にいる人とも、みんなと力をあわせて、歌を奏でて(鼻をすする)前に向けて進んでいけたらと思います。あなたに届くように歌っていこうと思います。今夜はこの曲でスタートさせてください。
(※10分近くにわたったこのメッセージの後、渡辺さんと共演した24時間テレビバージョンの「歌を歌おう」を流し、追悼した)