「鎌倉殿」小泉孝太郎ドハマリ、平宗盛の気品と悲哀が凄い 義経に兄弟説き、愚将イメージ変わる
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第18回「壇ノ浦で舞った男」が8日に放送され、壇ノ浦の戦いと、源義経(菅田将暉)が捕らわれた平宗盛(小泉孝太郎)を鎌倉に連行した様が描かれた。
平家棟梁宗盛は、これまで平家滅亡を招いた敗軍の将として、無能、臆病、愚将などのイメージで描かれることもあったが、「鎌倉殿」では、小泉孝太郎が気品を失わない将を演じ、頼朝や義経が同情する好人物として描かれた。
縄で縛られても穏やかな表情で「人が一生で出会う、あらゆる楽しみを味わってきた。未練はござらん」と語った。義経に、せめて体だけでも親子揃って埋めて欲しいと頼み、先になくなった兄重盛のことを聞かれると「兄が生きていれば平家はこんなことには…」と言い、義経に「信じ合っており申した。それが兄弟というもの」と説いた。哀愁を漂わせ、鎌倉で対面した頼朝も、本当は許してやりたいと漏らした。
ネット上では「小泉宗盛本当に良かった」「滲み出る品が絶妙で配役の勝利でしたね」「小泉孝太郎がガチハマりすぎ」「これまでに無い宗盛像でした。涙を誘う」「こんなに爽やかな宗盛初めて見た」と驚きや感嘆のコメントが続いた。