東山紀之 天国の恩師に感謝と思い出 精進の誓い「橋田賞」3年ぶり授賞式開催

 俳優の東山紀之(55)が10日、都内で行われた「第30回 橋田賞」授賞式に出席した。昨年4月に死去した脚本家・橋田壽賀子さん(享年95)が理事を務めた「橋田文化財団」が主催する賞。同賞を受賞した東山は、橋田さんとの思い出を笑いを交えて振り返り、改めて故人をしのんだ。TBS・井上貴博アナウンサー(37)がビデオメッセージで出演したほか、新人賞の杉咲花(24)、吉沢亮(28)らが登壇した。

 コロナ禍により授賞式は3年ぶりの実施。橋田さんが天国に旅立ってから初めての開催となった。主なき式典に登壇した東山は「先生にはさまざまな出会いをつくっていただきました」と感謝。「きょうは本当に、お会いできなくて残念です」と故人に思いをはせた。

 東山は25歳の頃、橋田さんが脚本を手掛け、プロデューサー・石井ふく子氏とタッグを組んだ大型ドラマ「源氏物語」(TBS系)に出演。2部構成の大作で、光源氏の青年期を演じた。

 当時を述懐した東山は「初めて脚本を読んだ時、これはヤバイなと。あまりの長ぜりふに逃げ出そうと思って旅先まで考えていた」と告白。「橋田先生、石井ふく子先生、メリーさんにこっぴどく怒られると思い、その恐怖に耐えられず、思いとどまった。逃げ出さなかったのが今ここに立てている証し」と、橋田さんと親交が深かった、ジャニーズ事務所名誉会長の故藤島メリー泰子さんの名前も出して思い出話を披露した。

 日本人の心や触れ合いを温かく取り上げた番組や人物を表彰する賞で、東山は主演ドラマシリーズ「刑事7人」(テレビ朝日系)での成熟した演技や、報道番組「サンデーLIVE!」(同局系)のMCなど、多岐にわたる活躍が評価された。天国の恩師に「これからもさまざまなことがあると思いますが、逃げ出さずに頑張っていきたいと思います」と精進を誓っていた。

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