「ダチョウ倶楽部は解散しません」上島竜兵さん急死から3日 肥後、寺門 芸人魂で追悼
11日に61歳で急死したお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんの密葬が14日、都内の斎場でしめやかに営まれた。突然の訃報に沈黙していたメンバーの肥後克広(59)と寺門ジモン(59)は葬儀後に所属事務所を通じてコメントを発表。リーダーの肥後は上島さんの急すぎる旅立ちを謝罪した上で、「ダチョウ倶楽部は解散しません」と宣言。戦友を失った悲しみを押し隠し、ツッコミを入れる“芸人魂”で追悼した。
上島さんの衝撃の旅立ちから3日。密葬を終えた2人が沈黙を破り、お笑い芸人らしい愛情あふれるコメントで盟友を追悼した。
1985年にトリオを結成し、体を張った数々のリアクション芸で、40年近く共に笑いを届けてきた。肥後は「何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。でも、それが上島の芸風です」とツッコんだ。
続けて「皆で突っ込んでください。『それ違うだろ!』『ヘタクソ!』『笑えないんだよっ!』と地面も蹴ってください。上島は天国でジャンプします。皆様もジャンプしてください。そして、上島の分、3倍笑ってください」と求めた。
そして「ダチョウ倶楽部は解散しません」と力強く宣言。「二人で、純烈のオーディションを受けます。ヤーッ!どんな悲しい事があっても、みんなでクルリンッパ!」とメンバーを募集している純烈の話題を持ち出して、明るく締めた。
13日夜に、自身のYouTubeチャンネル内で、配信を来週まで休止すると発表するなどショックが隠せなかった寺門は、あふれる感謝を伝えた。
「出会って40数年 苦しいときも楽しいときもいつもそばにいてくれました!!本当にありがとう!!竜ちゃんがいたから僕はあります!」と感謝。「大好きなお酒を今も飲んでいるんじゃないかな?これからもダチョウ2人のそばで見守ってください」と語りかけた。
上島さんは11日午前0時頃、東京都中野区の自宅マンションで倒れているのを家族が見つけて110番し、搬送先の病院で死亡が確認された。同日、所属事務所は公式サイトで「あまりにも突然のことで驚きに堪えません」と報告していた。