有吉弘行 感謝の涙 沈黙破った 急死の上島さんの葬儀「お礼の言葉しか出なかった」
お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(享年61)が11日に急死した悲しみが癒えない。15日、所属事務所の後輩、有吉弘行(47)がラジオ「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」にナマ出演。感謝の言葉を紡いだ。
「竜兵会」の主要メンバーだった有吉は、冒頭こそ明るくボケをかましたが、「なかなかビックリしたよ。元気出たつもりだったけど、繰り返すね。元気でたり、落ち込んだり」と切り出し、大恩ある上島さんへの思いを涙声で語った。
亡くなった11日の夕方、上島さんと無言の対面を果たしたといい、「気を使ってもらって、2人きりにしてもらったけど、はぁ…」と深いため息。「お礼の言葉しか出なかったね。ツッコんでやろうとか、ちゃかしたり、『バカだな』とか言おうと思ったけど、『ありがとうございます』ということしか…」。消え入りそうな声を振り絞り、感謝をあふれさせた。
14日に営まれた密葬に、肥後克広(59)、寺門ジモン(59)や、出川哲朗(58)らと参列。「家族葬と決めてたけど、みんな『俺も家族だ』といっぱい来るんだ」と、愛されキャラだった上島さんの元に、芸人仲間が集まったと報告した。
「火葬場まで家族扱いしてもらい、参加させてもらって。お通夜も葬式も、ちょこちょこ笑っちゃうようなことがあって。なんか上島さんの葬式らしいな、とかね」と回想。「出川さんが顔を見て泣いてる時も、『キスした方がいいんじゃないか』と。出川さんが『ご時世的にマズいでしょ』と言っても、『竜ちゃん、コロナ陰性だったから大丈夫だよ』と言って」と最後のキス芸を披露したと打ち明けた。
自身が還暦祝いにプレゼントした腕時計が形見として置かれていた。妻のひかるさんから「毎日つけて、きれいにして枕元に置いてた」と教えられ「よかったな」とつぶやいた。
有吉はこの日まで追悼コメントを発表せず、沈黙を貫いていた。番組開始25分前、自ら運転する車で局入り。トークの合間には、上島さんが好きだった中島みゆき「ホームにて」を流し、レクイエムにしていた。
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