岸惠子 8月で90歳も医師から100歳までお墨付き 終活は「全然してませんね」
女優で小説家の岸惠子(89)が18日、都内でスペシャルトークショー「いまを生きる」(8月12日、神奈川県立音楽堂。30日、新宿文化センター大ホール)の合同取材会を行った。
今年8月で90歳になる。医師から100歳まで生きるとお墨付きをもらうほど健康体だが、最近は「いろいろと脳がダメになったんですね。手が震えて字が書けない。漢字が思い出せなくてパソコンで執筆している」と明かした。
終活は「全然してませんね」とケロリ。「死は子供の頃から意識していて、90歳になってもその頃思った死は顕然としてあるけど、だからどうって事はない。昨日があるからきょうがあって、あしたがあるから今を一生懸命生きるだけ」と語った。
今後の執筆活動は「これから2冊書きたいです。小説と、小津安二郎さんや石原慎太郎さんなど10人くらいのエピソードを書きたい。2冊を書いたらさっさと死にたいと思います」と笑った。
トークショーでは、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻について話すつもりだという。「日本人があまりにものんきに思えるんですよ。私は最後の舞台になると思うんですね。私のギャラほんのわずかかもしれないですが、ウクライナの難民に寄付したいと思います」と明かした。