テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」が１９日、阿武町から４６３０万円が誤送金された２４歳男性が、１８日夜に電子計算器使用詐欺の疑いで急転逮捕されたことを報じ、ＩＴジャーナリスト・三上洋氏は「私もギャンブルやる人間なんですよ。そこから考えると」と詳細に解説。キャスターの羽鳥慎一らを感心させた。

　番組では、逮捕された田口翔容疑者（２４）が１１日間で各決済会社などに３４回も出金し、現在の口座残高が約６万円しかないことなどを伝えた。三上氏は「各カジノに入れられる、決済代行会社に入れられる上限額をそれぞれいっぱいいっぱい使ってる感じはあります」と分析。

　続けて「で、すごく所感というか私の感想なんですけど、私もギャンブルやる人間なんですよ。そこから考えると、最初から全額使って儲けようとは思ってないです。少し、例えば１００万円、２００万円入れてそれを増やして、増やした分だけもらって返せばいいやというとこから始まるんですよ」とリアルに解説した。

　羽鳥が感心したように「最初６８万で、それが１３０万に増えてっていうのは、そういうことなんですか、これは」と聞くと、三上氏は「かもしれないですね。それがどんどん負けが込むので、次に次に次にと行ってしまった可能性はあるかなあと思います」と回答。

　さらに「ただ今回３社、もしくは４社使ってる。ネットカジノの場合は初回特典みたいなのがあります。例えば１回目にいくら入れると５０％分のおまけがつきますと。なんで、５０％分多くかけられますよ、みたいな初回特典がある。それを使うために複数社に手を出した可能性もあります」と詳しく説明。ネットでも「ＩＴジャーナリストの三上洋氏、ギャンブルにも具体的なコメントしていて頼もしい」と反応する声が上がった。