財務省総括審議官を逮捕 電車内で乗客暴行疑い
走行中の電車内で乗客を殴ったり蹴ったりしたとして、警視庁玉川署は20日、暴行容疑で財務省総括審議官の小野平八郎容疑者(56)を現行犯逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。当時、酒に酔っていたといい「覚えていない」と否認している。乗客にけがは確認されていない。捜査関係者によると、逮捕容疑は20日未明、東急田園都市線の電車内で他の乗客を暴行した疑い。体がぶつかったことを注意されトラブルになったという。
小野容疑者は重要ポストを歴任し、省内では事務次官候補の一人との見方もあったキャリア官僚。同省では近年、森友学園への国有地売却を巡る文書改ざん問題や、事務次官の女性記者へのセクハラ問題での辞任など不祥事が相次いでいる。