乙武氏 無所属で参院選東京選挙区から出馬 「多様性の社会に」“恩人”松本人志に報告
作家の乙武洋匡氏(46)は20日、記者会見を開き、義足歩行で登場した。16日に達成した義足での100メートル歩行の練習を積んだ新豊洲ブリリアランニングスタジアムで、「東京選挙区から完全無所属として立候補させていただくことを決意いたしました」と改めて夏の参院選に出馬宣言した。
2016年参院選で自民から出馬予定も不倫スキャンダルで白紙になった際、「乙武さんは社会に必要な人だと思う」と救いの言葉をかけられたダウンタウン・松本人志(58)には、事前に電話で報告したという。
“恩人”松本からの言葉が支えとなり「多様性のある社会にしたいという思いを諦められませんでした」と、3月に出馬を決断。無所属での立候補に「正直しんどい」と本音を漏らしながらも、“私たちは諦めない”をキャッチフレーズに掲げ「社会に選択肢がないばかりに人生を諦めなければならない方々がいる。そんな社会状況を打破していきたい」と力を込め、社会福祉や教育予算の拡充などの政策を掲げた。