66歳・桑田佳祐 呼びかけ 豪華コラボ実現“5人のオヤジ”届ける愛と希望のロック
サザンオールスターズの桑田佳祐(66)が、同級生の佐野元春(66)、世良公則(66)、Char(66)、野口五郎(66)をゲストに迎え、作詞、作曲を担当したチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」を23日に緊急配信リリースすることが21日、分かった。世界中の子どもたちの明るい未来を願う、愛と希望のロックンロール。日本の音楽シーンを席巻してきた“オヤジ”5人が、混迷を極める現代を生きる全ての人たちに、次世代へのエールと共に届ける。
収束の兆しが見えない新型コロナウイルス、2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻、各地で多発する未曽有の自然災害。世界が深い悲しみに包まれ閉そく感が漂う中、桑田が立ち上がった。
2月下旬にメル友である歌手の世良と対面した際に「同級生で協調して、今の時代に向けた発信をできないか?」と相談したことから企画は動き出した。世良に加え、同級生のシンガー・ソングライター、佐野、歌手の野口、ギタリストのCharに手紙を書き、4月末には自身が作詞作曲した楽曲を引っ提げ、直接、それぞれの元へ出向いた。
「今敢えて“時代遅れ”なやり方で、我々の世代が音楽という名の協調を楽しむ姿を発信し、その中で次世代へのエールや平和へのメッセージを届けたい」という桑田の熱い思いに、これまで交わることのなかった4人は共鳴。第一線で活躍するメンバーが歌唱&ギター演奏で集結する夢のコラボが実現した。
完成したのは、ポップでありながらメッセージ性のある力強い楽曲。歌詞には「No More No War 悲しみの黒い雲が地球を覆うけど力の弱い者が夢見ることさえ拒むと言うのか?」といった真っすぐな思いがつづられている。
これまで数々のチャリティー作品を発表してきた桑田だが、ゲストを迎えるのはサザンオールスターズでの活動を含めて初。手紙を送ってから1カ月足らずながら、23日には緊急リリースが決定。これほどのスピード感でのリリースはレコード会社にとっても異例中の異例という。
楽曲の収益の一部は非政府組織「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される。愛と平和に満ちた世界を築くために。桑田が仲間と共に熱い思いを届ける。