佐藤浩市、息子・寛一郎から「役者になる」と告げられ父・三國連太郎と同じ反応

 俳優の佐藤浩市が22日、TBS系「日曜日の初耳学」で、息子で俳優の寛一郎への思いを語った。

 佐藤は、寛一郎から俳優になりたいといわれた時のことを述懐。自身が父・三國連太郎に「役者になる」と伝えた時は「今でも覚えてるが、19歳で役者をやろうと思うと、なぜか早稲田の地下鉄のホームで三國に言ったんです。三國は一言、『あぁ、そう』って言っただけ」と振り返り「反対でも賛成でも言葉をくれると思っていたら、意外に一言。淡泊だったな」とコメント。

 だが、実際に寛一郎から同じ事を言われたときは「確かに息子が役者をやるって言った時は、返す言葉は『あぁ、そう』。それしかいいようがない」と、父・三國と同じ反応をしてしまったという。

 その後は具体的なアドバイスは「しなかったです。三國もしなかったし、ぼくもしない」とキッパリ。20年に映画「一度も撃ってません」で寛一郎と親子共演を果たしているが「ぼくが緊張してNGばかり」と苦笑いだ。

 演技の具体的なアドバイスこそしていないというが、「三國に感謝してるのは撮影所には連れて行ってくれた。なので息子を撮影所までは連れて行った」と、幼い頃から寛一郎を撮影現場に連れて行っていたという。「テレビの中、映画の中だけではなく父が何をしているのか、現場を見てもらうことで安心する」とも語り「映画作りってこれだけ大変で、三國はそれをやってるんだと彼から教えてもらったので、ぼくもそうしている」と撮影現場の裏側はしっかりと息子に見せていたと振り返っていた。

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