誤送金問題、東国原の読み勝ち ITジャーナリスト「おっしゃる通り」
元衆院議員でタレントの東国原英夫が23日、TBS・CBC系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!」に出演し、山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を誤って住民に振り込み返還を求めている問題で“読み勝ち”した。
県警は今月18日に、電子計算機使用詐欺の疑いで、誤って給付金を振り込まれた田口翔容疑者を逮捕。田口容疑者は「オンラインカジノに使った」と供述していた。しかし、23日になって決済代行業者から少なくとも約3590万円が返金された。
田口容疑者はA社、L社、M社と3つの業者に金を移していた。返還されたのはA社にあった約3590万円だった。リモート出演したITジャーナリスト・三上洋氏は、A社独自の判断ではなく、田口容疑者が自ら返還した可能性が高いとした。
さらに「今回の件でまず分かることは、(お金を)使ってなかった、プールし(貯め)ていたと考えるのが自然」と説明。オンラインカジノで勝った可能性は「低い」とし、「もともとプールするという意図で、マネーロンダリング(資金洗浄)的に移動していたのであれば、A社だけでなくて、L社、M社、デビット決済も全部プールされてる可能性も考えた方がいいです」と全額残っている可能性を指摘した。
2転3転する展開。東国原は「当初はマネロンするつもりだったんじゃないかと思います」とコメント。続けて「逮捕されて警察から取り調べを受けると、翻意するんですよ。正直なこと言うんです」と“経験者”らしく語り、警察からの勧めで返金したと推測した。
MCのフリーアナウンサー・石井亮次はあらためて三上氏に「やっぱり、カジノはやってなさそうですか?」と質問。三上氏は「先週、まだ何も分からない状態の時に、東国原さんは『これはマネーロンダリングだ』とおっしゃって、わたしは『使い切った』っていう方に回ったんですけど、完全に東国原さんのおっしゃる通りでした」と降参。ワイプ画面の中で深々と頭を下げた。