中村美律子 3月逝去の作詞家・坂口照幸さんと29年ぶりタッグ「すごく楽しみにしていた」
演歌歌手の中村美律子(71)が24日、東京・音のヨーロー堂で、25日発売の最新曲「銀の雨」の発売記念イベントを開催。熱烈なファン20人の前で、最新曲や「命の花道」など全5曲を披露した。
新曲は夫婦の絆を描く人情演歌で、3月に65歳で亡くなった作詞家・坂口照幸さんの遺作。中村は「1993年発売の『袖摺坂』から29年ぶりの坂口さんの作品ですごく楽しみにしていた。梅雨の始まる時期に詞を作ってくれた」と感謝した。
1986年に37歳でデビュー。遅咲きながら、NHK紅白歌合戦に計15回出場するなど活躍してきた。新曲の「人のご縁はつながるように」という歌詞から、同曲で年末の大舞台につなげたいかと質問されると「ファンの方が願っていることではないでしょうか。曲が売れれば出れますから」とまずはヒットを願った。
デビュー日の8月25日には、大阪新歌舞伎座でコンサートを開催予定。歌手生活36年目の現在は「年々衰えてきてますから、自分なりにマイペースに」がモットーで「いくつになっても好きな歌を歌っていたい」と変わらない目標を明かしていた。