【The LDH Times】三代目JSB・今市隆二 ファンとより密に ソロシングル「辛」配信リリース
三代目 J SOUL BROTHERS・今市隆二(35)がソロシングル「辛」を、今月配信リリースした。6月4日からは、コンセプトライブ「RILY’S NIGHT」がスタートする。グループとしても経験がなかった、初のホールツアー。生まれ故郷の京都を含む全国18都市を巡って、ファンとコミュニケーションを図り、夏到来に合わせて身も心も熱くする。
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-ネガティブワードでもある「辛(つら)」を曲名に採用した理由は。
「日常会話をリリックに入れ込んでいるところが、今までと大きく形が違うかなと思っていて。人が持ってる悲しみ、喪失感がテーマで、『この曲で背中を押したい』ではなく、少しでも寄り添えられたらの思いで作りました。世界ではBTSが偉業を達成し、アジア人のいいモデルになったと思うので、日本のアーティストが勝負するとなったら、母国語の方がオリジナルを作れるし、いろんな要素を含めて『辛』の漢字一文字にしました」
-5月に新曲、6月から初のホールツアーと、夏に向かって加速していく感じですね。
「ホール規模で全国を回るのは、自分の一つの夢でもあったのでうれしいです。ファンの方とより密にコミュニケーションを取りたい思いが強いので、もっとリリースもしていきたいですね。コロナ禍ですごくたまってたことが自分にもあったので、できる範囲でどんどんやっていきたい。ライブに来たくても来られない人も結構いると思うので、自ら足を運んで会いに行きます。アリーナやドームといった大きな箱でやらせてもらうのはありがたいですけど、細かくは回れないんですよね。それを実現するにはホールしかないと前から分かってました」
-ホールだと客席とステージの距離が近いですが。
「今までになかったから、鍛えられる部分もあるのかな。過酷になるスケジュールも含めて。でも、それも込みで楽しめたら。コロナ禍で人と直接会うということがどれだけ大切かっていうのは、自分も身に染みて感じたこと。そういう思いを届けていきたいですね。アリーナやドームだとエンタメに特化したライブになりますが、ホールはエンタメ要素を使いづらかったりするので、逆に、シンプルに音楽で魅せていけたら最高。上質な空間で」
-初めて訪れる場所はありますか。
「鹿児島には、ライブ以外でも行ったことがなく初上陸です。京都では三代目でもライブをしたことなくて。育ったのは川崎ですが、生まれが京都で。夏休みになったら京都のおばあちゃんの家に行ってたのが思い出ですね。おばあちゃんは三代目の『RAISE THE FLAG』ツアー(19年)で人生で初めてライブを観て、結構ハマってくれたみたいで。今回も来てくれるかな」
-監督を務めるLDH野球チーム・中目黒リュージーズの今後は。
「『ROAD TO DOME』で東京ドームで野球がしたい、というのを変わらず持っていて。プロ野球のレジェンドの皆さんとも、対戦できたら面白いかなと思ってます。野球部ではありますが、LDHの世代を超えたメンバーがいるんで、そこでコミュニケーションを取るのが大きくて。コロナ禍で後輩グループとなかなか接点がなかったですが、LDHが重きを置いている総合力にもつながるので、いい場所だなと思ってます」
-EXILE TRIBEの新グループ、PSYCHIC FEVERの7月デビューが決定。先輩としてアドバイスを。
「メンバーのJIMMYと(高橋)剣は、自分が初めてやったソロツアー(18年)の後ろで踊ってくれていた2人で。自分のチームのメンバーがしっかりと夢を持ってデビューするので、うれしい出来事です。7人が出会えたのは運命的だと思うので、メンバーを大切にして、リスペクトもしてほしいですね。そこがチームとして1番の強みになるので」
-去年はプライベートでバイク熱が高まっていると話されてましたが、最近は。
「バイクのみならず、ビンテージのものにハマっていて。デニム、Tシャツ、パーカーとか。Tシャツも50年代のものを買ったりしてますが、時代背景が面白くて。ヘインズは50年代のものが生地が良かったり、歴史を知ると面白いんですよ。新しい趣味ができました!!」
◇今市隆二(いまいち・りゅうじ) 1986年9月2日生まれ。京都府出身。2010年に「VOCAL BATTLE AUDITION2」に合格し、三代目JSBのボーカルとしてデビュー。18年1月、配信シングル「ONE DAY」でソロデビュー。19年11月公開のオムニバス映画の1作「On The Way」で俳優業に初挑戦。