是枝監督 カンヌで12分間の拍手喝采 最高賞受賞「起きたら本当にうれしい」

 フランスで開催中の第75回カンヌ映画祭で26日(日本時間27日)、コンペティション部門に出品された是枝裕和監督(59)の韓国映画「ベイビー・ブローカー」(6月24日公開)が公式上映された。終了後には12分間に及ぶスタンディングオベーションを受けた。

 赤ちゃんポストを巡る人間模様を描いた作品で、韓国の名優ソン・ガンホ(55)や、スタッフらと全編韓国で撮影。18年の「万引き家族」以来2度目のパルムドール(最高賞)が期待されるが、是枝氏は「そんなことが起きたら本当にうれしい」と心を躍らせた。

 記者会見では「なぜ最近、日本で映画を撮らないのか」と質問され「日本での企画もちゃんと動かしています」「日本での映画作りにフィードバックして何を変え、何をそのままでいいのかを持ち帰りたい」と語った。

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