お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が２７日に放送されたテレビ朝日系「しくじり先生　俺みたいになるな！！」に出演し、他事務所の後輩・お見送り芸人しんいちに愛車のＢＭＷｉ８をタダで譲ると宣言した。

　この日は「しくじり学園　お笑い研究部」として、しんいちが講師役で登場。すべての芸人の中で「吉村さんが一番好き」と明かし、「吉村崇としたい１３のこと」を披露した。

　この中に「吉村崇の愛車を買い取りたい」という項目があった。しんいちは「吉村さんの匂いの付いた何年か乗られたやつ（車）、ぼくが…」とガチのトーン。ハライチ・澤部佑は「志村さんの車を大悟さんが買い取ったみたいな」と志村けんさんの愛車を譲り受けた千鳥・大悟を例に挙げた。

　吉村は２０１５年にｉ８を約２０００万円で購入した。走行距離は収録時点で６万２９８キロ、番組収録でキズをつけたことがある。程度にもよるが、中古車市場では８００～１５００万円ほどで取引されている。

　オードリー・若林正恭は「これってさ、ずっとみんなしゃべると思う。吉村の車をもし、しんいちが買い取ったら」と大きな話題になると予測。続けて「『売ったんだ』って思わない？」と吉村がセコい人物として見られる可能性があると指摘した。

　吉村は車の買い換えを考えており「手放す予定は本当にあります」とし、ｉ８の代金は新車の購入資金に充てるつもりであるとした。さらに、若林の「売るんだ」発言で「無かった選択肢が生まれちゃったのよ。『譲る』っていう」と破天荒心が刺激されたことも明かした。

　しんいちはテレビでイタズラされるなどしていたｉ８について他人に譲るなら「（自称）右腕のしんいちが乗るべき」と熱い思いを吐露。これに吉村は「よう言った！くれてやろうじゃないか！！」と宣言した。

　澤部は思わず「吉村さん、落ち着いて」。しんいちは「これはヤバいて」と思わぬ展開にオロオロ。ｉ８はまだローンが残っている状態だったが、吉村は再度若林にノセられ「ローンもおれが払うよ！今決めちゃって、おめでとうチャンピオン」と宣言。楽屋からキーを持ってきてしんいちにポイッと渡し、「ワー！」と自ら大騒ぎした。動揺しまくりのしんいちは「これ、あげれます」と「Ｒ－１グランプリ」優勝のトロフィーと引き替えにしてもいい覚悟を示した。