神野美伽 腰椎椎間板ヘルニアによる急性麻痺から復帰 今もリハビリ、両脚テーピングで
歌手・神野美伽(56)のコンサート2022「さあ、歌いましょう!」が7日、東京・中野サンプラザで行われた。
2部構成で、第1部では故江利チエミさんの「テネシー・ワルツ」などカバー曲を披露。第2部は「男船」はじめ自身のヒット曲を歌い上げ、全24曲を届けた。
今公演は、2020年6月30日に同会場で開催予定だったが新型コロナの影響で中止に。2年の時を経てリベンジが実現した。また、自身も今年3月10日に椎間板ヘルニアによる右脚急性麻痺で緊急手術。4月の大阪公演を中止した。現在もリハビリに励み、ギプスは先月末に外れたばかり。この日も両脚にテーピングを施して臨み、神野は「弱いプロレスラーみたい」と自虐しつつ「体調面で間に合わないかなと思ったときもあったけど、あきらめなかった」とステージに立つ喜びをかみ締めた。
コロナ禍では公演が中止となる中で、ラテンやジャズなどさまざまなジャンルの音楽に触れる機会を得たという。第1部ではラテンバンドの東京キューバン・ボーイズホーンセクションズとコラボし、新たな魅力を発揮。エネルギッシュな歌声で2000人を魅了し、「自分自身、いろんな格闘をしてここにいられる。それがただただうれしい」としみじみ話していた。