坂本龍一 がんステージ4告白「新潮」新連載で闘病語る

 がん治療を公表していた音楽家の坂本龍一(70)が、7日発売の文芸誌「新潮」7月号で、自身が「ステージ4」であり、両肺に転移したがん摘出手術を昨年10、12月に受けたことなどを明かした。新連載「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」で、近年の活動や闘病生活を振り返った。

 第1回の題名は「ガンと生きる」。ステージ4は、がんが最も進行した段階を指す。坂本は2014年に中咽頭がん、昨年1月に直腸がんの治療を公表。新潮社によると、連載では編集者の鈴木正文さんを聞き手として、主に09年以降の音楽活動や死生観を数回にわたって語るという。

 坂本は「せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています」などとコメントしている。

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