俳優の戸次重幸（４８）と歌舞伎俳優の片岡愛之助（５０）が７日、東京・世田谷パブリックシアターでＷ主演舞台「奇人たちの晩餐会」（６月７日～来月１０日まで、同所ほか）が開幕。公演前に取材に応じた。

　２人はドラマ「半沢直樹」（テレビ朝日系）での共演経験はあるものの、本格的な共演は初めて。愛之助の印象について、戸次は「常識人。声を上げるということが想像できない」と説明した。「愛之助さんを好きだっていう人の気持ちが１００％わかる。奥さん（女優の藤原紀香）の気持ちがわかる」と止まらぬ“愛之助愛”を披露した。

　コロナ禍で上演が何度も延期に。待ちに待った開幕に、愛之助は「『待ってました！』という感じ。稽古場から楽しかった」と笑顔を見せた。

　同作は１９９３年、フランス喜劇の代表的脚本家のフランシス・ヴェベールの大ヒット作。一風変わった人間を集め、１番の奇人を決める悪趣味を持つピエール（戸次）が、変人・フランソワ（愛之助）の出現により人生最大の危機を迎える爆笑コメディだ。