ＥＸＩＬＥのパフォーマー・黒木啓司（４２）が、７月からのドームツアーを最後にグループを脱退、芸能界を引退することが１０日、分かった。公式サイトなどで発表した。

　ＥＸＩＬＥのメンバーではこれまでに、ボーカルのＡＴＳＵＳＨＩ（４２）やＨＩＲＯ（５３）らパフォーマー勢がグループを勇退して、ボーカルだった清木場俊介（４２）が所属事務所・ＬＤＨを離れたが、芸能界引退はデビュー２０周年で初となる。

　黒木は、自らの思いを文章でつづった。今後については「引退後は家族をしっかりと支えながら、新たな道で社会に貢献できるように精進していきます」と表明。昨年１２月、白眞勲参院議員の娘で実業家の宮崎麗果さんと結婚しており、家族との時間を優先していく。

　引退の時期については数年前から考えていたとし、「最近では年齢や体力の限界を感じるようになっていました。今後、自分が思うベストパフォーマンスを届けることができなくなる前に、ＥＸＩＬＥ２０周年という節目を機に引退することを決意いたしました」と説明した。

　これまで、俳優業やバラエティー番組など多彩に活躍してきたが、「パフォーマーを引退するなら全てのステージから降りることがファンの皆様、そして自分に対するケジメだと感じました」とすべての芸能活動から身を引く決意を示した。

　ＥＸＩＬＥは７月６日から９月４日までドームツアーを開催。黒木も参加して、最後の花道を飾る。

　黒木は２００７年から二代目　Ｊ　Ｓｏｕｌ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓ（現ＥＸＩＬＥ　ＴＨＥ　ＳＥＣＯＮＤ）のパフォーマーとして活動。０９年にＥＸＩＬＥへ加入した。