ゆず 最大の挫折は小田和正との共演「勢いでやってきた我々に鉄つい」ボッコボコにされた

 デビュー25周年を迎えたフォークデュオゆずが、10日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演。シンガー・ソングライターの小田和正に「ボッコボコにされた」という体験を語った。

 番組は、北川悠仁と岩沢厚治がMCの中居正広と「サシ飲み」をする形ですすみ、大きな挫折経験として紹介された。

 それは小田が出演する年末恒例の音楽番組「クリスマスの約束」にゆずが出演した際のこと。2001年の同番組第1回に出演し、小田から3人での楽曲製作を提案され、コラボが実現した。

 北川は製作過程を振り返り「僕らは感覚で来ていたけど、小田さんは設計図がある。『北川、おまえなんでここでなんで歌を伸ばすんだ?』と言われて、『いやあ、伸ばしたいです』って。小田さんは『ここは伸ばしちゃダメなんだ』と」と語った。

 「歌がうまいとか下手とじゃなくて、小田さんには音楽としてどういう意図を持って作っているのかっていうことが常にある」と小田の緻密な理論と計算にもとづいた楽曲づくりに衝撃を受けたという。岩沢も「若さゆえに勢いでやってこられた我々に鉄ついを。理にかなってるんですよ」と目が覚める体験だったとコメント。

 北川は「小田さんは超優しくて、普通は明かしたくない秘伝のたれみたいな手の内を全部明かしてくれた」と回想した。20代中盤で味わったその挫折を「ウサギがトラの小屋に入ったみたいな。小田さんは『よく来たな』って(手招きしている)言ってるんだけどギギギーッと(爪で深く傷つけられた)みたいな」と表現。そんな中で完成した「クリスマスの約束」は2人にとって大切なターニングポイントになっているという。

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