市川猿之助 寺島しのぶ長男・眞秀くんをベタ褒め「芸感、音感がいい 歌舞伎の大切な宝」

 歌舞伎俳優の市川猿之助(46)が14日、東京・歌舞伎座で七月大歌舞伎の第1部「當世流小栗判官」(4~29日、同所)の取材会に出席。共演する後輩への思いを語った。

 同演目では、尾上菊五郎(79)の孫で、女優・寺島しのぶ(49)の長男・寺嶋眞秀くん(まほろ=9)も出演。抜てきについて、主演の猿之助は「本当に純粋に才能を見て、僕はぜひと思った。才能にほれ込んだ」と説明し、「歌舞伎にとって大切な宝。とても芸感がいいんですよ。音感もいいし、リズムもいいし、明るい」と目を細めた。

 また、若手注目株の尾上右近(30)と坂東巳之助(33)にも言及。前回、自身が演じたお駒役を右近に“譲った”ことについて「右近くんはお駒ぴったり。彼が何かやってくれると思います」と期待した。矢橋の橋蔵を演じる巳之助には「期待という立場を超えて、もう『やって』って感じ。芝居には欠かせない存在になりつつある。成果がほしいからあの人(巳之助)を呼ぶ」と信頼を口に。主演としてのみならず、後輩の育成へも力を入れる姿を見せた。

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