千原せいじ 弟ジュニア生死さまよった事故 病室行かず見舞った芸人にお礼に回る ジュニアも目赤く

 タレント・千原ジュニアが12日放送の日本テレビ「おしゃれクリップ」に出演。生死をさまよった2001年のバイク事故の当時を語った。

 石柱に激突した顔の損傷は激しく、意識を失ったり戻ったりの繰り返し。マネジャーからは引退して、放送作家などの道も目指してはと相談されたという。しかし、病室に来た板尾創路から「はよ、戻ってこい!」と言われ、その後も次々に今田耕司や東野幸治ら、芸人仲間が見舞いにやってきたことを明かし、「俺がしゃべられへんて分かってて、入れ代わり立ち代わり、バカ話をしにやってきて、帰っていく様を見て、そっち戻りたいな、と」と復帰への思いが強くなったことを振り返った。

 ここでVTRで「当時のことを知っている方」として、兄せいじが登場。当時を「何もしてないです。お見舞いも一度も行ってないです」と語り、「有り難いなと。諸先輩方も後輩も、お見舞いに行ってくれて、様子を僕に聞かせてくれるんです。こんな感じやったとか、なになにが取れたとか。色々教えてくれてたんで、有り難いなと」と目を赤くして、涙をこらえながら語った。

 見舞いに行かなかった理由は「自分の立場で考えたら嫌じゃないですか、来られたら」とジュニアの性格を考えたといい「弱ってるところを見られるん嫌でしょ」。

 そのうえで「逆に言うと、死なへんやろなと思ってて。なぜかというと売れてなかったからまだ。それまで死ぬことはないやろなという運命論じゃないけど、それやったら芸人なった意味ないと」と回復を願ったことを振り返った。

 高校中退し、引きこもりがちだったジュニアを、せいじが吉本NSCに誘い出したのがはじまりで、兄弟コンビで33年。せいじは「劇場に出られるようになったのもジュニアの書いてくれたネタのおかげやし、そら感謝してます」と語った。

 スタジオでジュニアも目を赤くして、事故当時は「せいじに来られても、ごめんな!しかないし。仲悪いと思う人もいたみたいですけど、2人の間としてはごくごく普通」と振り返り、「後で聞いたら、せいじは見舞いに来てくれはった先輩方や後輩に、ありがとうございます、ありがとうございますと、お礼を言うて回ってくれてた」と感謝した。

 兄弟の関係を「難しいけど、兄弟の長男、次男の感覚はあると思います。細胞が思ってるみたいな」と、自身はせいじを「残念な兄」のネタでイジるが、せいじをよく知らないスタッフがイジるのを聞いて、思わず反射的にキレてしまい、我に返って慌てたことがあることも明かしていた。

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