佐野史郎 連ドラに帰ってくる 思い入れある「警視庁強行犯係-」氏家役で“再出発”

 復帰後、初のレギュラー出演となる佐野史郎
 新レギュラーとなる竹財輝之助
 (上段左から)矢田亜希子、榎木孝明、佐野史郎、川上麻衣子(下段同)斉藤暁、逢沢りな、佐野岳、片山萌美、小松利昌
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 俳優の佐野史郎(67)が、テレビ東京系ドラマ「警視庁強行犯係 樋口顕 Season2」(7月15日スタート。金曜、後8・00)で、血液のがんの一種「多発性骨髄腫」から復帰後、初めてドラマ出演することが15日、分かった。3月にミュージックビデオへの出演で仕事を再スタートさせたばかり。主演の内藤剛志(67)演じる樋口警部の盟友で、人気キャラクターの氏家譲として帰ってくる。

 「警視庁-」は今野敏氏の小説を原作に、仕事と家庭のはざまで悩みつつも真実を追う等身大の刑事・樋口警部の活躍を描いた人気シリーズ。過去12回の特番が放送され、昨年1月期に初めて連ドラ化された。

 2003年の第1作からレギュラーだった佐野だが、昨年5月に腎臓機能障害と発表して入院し、出演していた連ドラ「リコカツ」を降板。7月に退院したものの11月に再入院し、12月に多発性骨髄腫を公表した。今年2月に放送された「警視庁-」の特番「-憐情」に出演しているが、撮影は再入院前。3月にロックバンド・くるりのMVで仕事復帰し、満を持してドラマに戻ってきた。

 4月放送の特番「-暁鐘」は療養のためシリーズを通して初の不参加だったため、佐野は「残念でなりません。とはいえ、氏家がいなくとも、いや、いないからこそ尚更に、解決すべき事柄は何か?自分のすべき仕事は何なのか?と冷静に受け止めることができたのは収穫でした」と心境を吐露。

 20年近く続く思い入れの深い作品だけに「第一話では、樋口と氏家が初めて出会った20年前を回想します。それは我々の実人生とも重なるので、予測不能、虚実皮膜のドラマが待ち受けているに違いありません」と撮影を心待ちにしている。

 佐野以外にも、矢田亜希子(43)ら他のレギュラー陣も続投。新レギュラーとして、監察医・御子柴隆司役で竹財輝之助(42)が第2話から登場する。

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