お笑いコンビ・おぎやはぎが１６日深夜に放送されたＴＢＳラジオ「木曜ＪＵＮＫ　おぎやはぎのメガネびいき」に出演し、今月９日に急死したＴＢＳ元アナウンサーの升田尚宏（ますだ・なおひろ）さんを追悼した。升田さんはアナウンス部から異動になった後も同番組の「おぎやはぎ批評」コーナーでナレーションを継続して担当していた。

　番組のエンディング前に矢作謙が「普段ですと『批評』の時間なんですよね。リスナーのみなさんに伝えておかないといけないことがありますね。もう知ってる方も多いと思うんですが『おぎやはぎ批評』をやってくれていた元ＴＢＳアナウンサー・升田尚宏さんが、先週お亡くなりになりました」とあらためて報告した。前週の放送時には、すでに２人に訃報は伝えられていたが「よく分かんなかったんでね、詳しいことが。あんまり言うのアレかなと思って」とあえて触れていなかったことを明かした。小木博明も「びっくりですね」と衝撃を振り返った。

　矢作は２００６年の１０月６日の放送初回から、升田さんがさまざまなコーナーを担当していたと紹介。「２０１０年の４月から『おぎやはぎ批評』を担当してもらって。アナウンス部が途中で異動になっちゃったのにも関わらず、ハイブリッドサラリーマンとして『批評』はずっとやってくれてた」と説明。小木は「この企画が一番だもんね。ハァ」と思わずため息をついた。

　さらに矢作は、升田さんがレギュラーコーナー以外にも、多くの企画に参加していたとし「２０１６年の７月に発売された（番組オフィシャルブック）『めがね』では袋とじグラビアまでやってるんですからね」と伝えた。小木は「あの声が聞きたかったんだよ。升田さんの」としんみりだった。

　升田さんが最後に収録したという「おぎやはぎ批評」は前週にはオンエアされていない。小木は「われわれも聴いてないんだよね、最後の声は。亡くなられる直前、前の日の夜に録音されたんですよね。それでお家に帰って。その時は普通だったんですけども、その次の日の朝に亡くなられちゃったっていう…」と伝えた。リスナーからの「先週の『批評』が残っているのなら、オンエアお願いします」という投稿に、矢作は「いつ？どうですか。年末の『批評大賞』か、そこでも流せるね」と放送を期待していた。