「料理は愛情!」料理研究家・結城貢さん直腸がんで死去 81歳
「料理は愛情!」のキャッチフレーズなどで知られる、フジテレビ系「夕食ばんざい」などに出演した料理研究家の結城貢さんが4月24日に直腸がんのため、入院先の都内の病院で死去していたことが20日、分かった。81歳。葬儀はすでに近親者で営まれた。
元女優・泉じゅんで妻の由紀子さん(64)によると、昨年8月までは、夫妻で切り盛りしていた東京・原宿の料理店「結城」で厨房に立っていたが、9月に直腸がんのため手術。その後、転移が見つかり、入退院を繰り返したという。最期は由紀子さん一人で見送ったといい、「穏やかな顔をしていました」と明かした。
結城さんは旧満州に生まれ、香川県善通寺市で育った。日大卒業後、サラリーマン生活を経て、料理の道へ進み、原宿に店を構えた。80年代に「オールナイトフジ」の「結城先生の真夜中のお料理教室」、90年代に「夕食ばんざい」に出演。和服姿に特徴的なダミ声の頑固おやじキャラで、女性ゲストへの愛のあるダメだしで人気を博した。89年に由紀子さんと結婚した。