大河、時政役・坂東彌十郎 「徹子の部屋」で歌舞伎デビューが遅れた意外な理由明かす
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演中で人気の歌舞伎俳優・坂東彌十郎(66)が22日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演。歌舞伎デビューが遅れた意外な理由を話した。
黒柳徹子に身長を聞かれ183センチだと答えた彌十郎は「歌舞伎界で49年になるんですが、ずっと身長は一番です。身長だけですね」と笑った。
父の坂東好太郎さんは歌舞伎の世界をいったん出て映画界で30年ほど活躍し、再び歌舞伎界に復帰。黒柳にデビューが遅かったことを聞かれた彌十郎は「17でした。父が映画に行ってたのもありますけれども、歌舞伎へ戻った頃は僕はその頃から大きかったものですから、子役に出られる大きさじゃなかった。中途半端で、大人の役ができる年まで待とうってなって」と説明した。
歌舞伎俳優への思いはあったため、デビューするまでは父に言われた通りに踊りと三味線の稽古を続けていたというが「最初の頃は、もう箸にも棒にもかからないっていうんですかね」と思い出話。
「まず着物が合わないし、寸法がないんですね。衣装屋さんには怒られるしっていう。で、何人でひと組っていうような舞台の出方をしますと、1人だけ飛び抜けてる。演出の方に『そこのデカいの邪魔だ、はじっこ行かっしゃい!』とか言われて、ずいぶん悔しい思いしましたね」と振り返った。
「鎌倉殿の13人」では、主役の北条義時(小栗旬)の父・時政役を好演。「自分ではあんまり実感がないんですけども、皆さんによく『父上』とか『パパ』って声かけていただいてます」と、時政と同じ人なつっこい笑顔を見せた。