２０２３年度後期のＮＨＫ連続テレビ小説が、歌手・笠置シヅ子さんをモデルにした「ブギウギ」に決定したことが２４日、ＮＨＫ大阪放送局から発表された。

　銭湯の看板娘から大スター歌手になったヒロインの波乱万丈を描く。名曲「東京ブギウギ」などで知られる笠置さんをモデルにしたオリジナル作品で、主な舞台は大正から昭和時代の大阪と東京。歌と踊りが大好きなヒロイン・花田鈴子が、愛する家族の死を経験しながら、戦後の東京で明るい歌声を響かせ、「ブギの女王」と呼ばれる大スター歌手へと成長する。

　脚本は、映画「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳氏、音楽は「東京ブギウギ」の作曲者・服部良一さんの孫で大河ドラマ「真田丸」などを手がけた服部隆之氏が担当する。制作統括の福岡利武氏は「昭和歌謡のドラマの世界を、鮮やかに表現していただきたい」と期待した。