辻元清美氏「カジノと言ってるのは世界で大阪だけ」菅元首相「維新が力持てば原爆持とうとする」
7月10日投開票の第26回参院選に、立憲民主党から比例代表で出馬した辻元清美氏(62)が26日、大阪市の京橋駅前で菅直人元首相(75)、大阪選挙区で出馬した石田敏高氏(57)らと街頭宣伝を行った。
昨年の衆院選で落選し、比例代表に鞍替えした辻元氏。大阪府と大阪市が誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、「これだけ物価が上がって、コロナでたくさんの人が亡くなって、ウクライナが戦争と、ある意味危機の中で、“カジノ、カジノ”と言っているのは、世界広しと言えど大阪だけ」と批判した。
街角で立っていると、カジノに反対する声を多く聞くという。「次の衆院選を待っていたら、カジノは止められない。住民投票をやるべきです。住民投票で圧倒的多数で反対になったら、国もやすやすと認可はできないはず。カジノをやるのを止めるために、国会に送ってください」と訴えた。
菅元首相は、自身が作成した維新を批判した冊子を手に、熱弁をふるった。「維新が力を持てば、カジノをつくるだけでなく、原爆まで持とうとする、日本をそういう危険な道に持って行くのか。みなさんの1票にかかっています」と力を込めた。
辻元氏は菅元首相の熱い姿に「本当に筋金入りですね。私なんかまだまだです」と圧倒された様子だった。