河内家菊水丸3年ぶりツアー復活 大阪万博で披露に意欲
伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸が26日、大阪市内で河内音頭生活45周年とプロ活動40周年を記念した報告会を行った。タレントの西川きよしら、よしもと芸人をはじめ、元ボクシング世界王者の井岡弘樹氏、元横綱の貴乃花光司氏ら著名人が多数出席した。
コロナ禍の影響で2年間、盆踊りのヤグラはゼロ。3年ぶりの河内音頭ツアーとなる菊水丸は「丸2年間、ステイホームをして、いろんな河内音頭の資料を読みあさりました。新作も練りましたし、発表していきたいと思います」と今後の抱負を語った。
ヤグラの数はコロナ前と比べて、4割の30~40ほどだが、「自分なりの第一歩が踏み出せてよかったと思います」と前向き。7月2日の大阪府八尾市を皮切りに、夏の風物詩が戻ってくる。
2025年の大阪万博で河内音頭の披露に意欲満々。「1970年の大阪万博では、日本の祭りのイベントがあって、その中に河内音頭が入ってなかった」と話し、「当時の交通事情が悪くて、河内音頭の先輩方は盆踊りで忙しくて、地元を離れることができなかった」と理由を語った。 それだけに、「今は交通事情が違いますし、(コロナ禍で)2年間、そうとう損した分を取り返したいですね」とジョークを交えながら、「河内音頭が開催できるように、運動をしていきたいですね」とアピールした。