葛城ユキさん死去 主な経歴 83年「ボヘミアン」、03年には大けが
「ボヘミアン」などのヒットで知られる歌手の葛城ユキさんが腹膜がんのため亡くなったことが27日、分かった。73歳。葛城ユキさんの主な経歴は以下の通り。
1949年岡山県出身74年にヤマハポピュラーソングコンテストで「木曽は山の中」を歌い最優秀賞、第5回世界歌謡祭で審査員特別賞を受賞し、同年にメジャーデビューした。
ハスキーボイスを武器に80年に「哀しみのオーシャン」がヒット。83年に発売したアルバム「RUNNER」に収録された「ボヘミアン」大ヒットした。日本だけでなく、海外でもコンサートを行うなど幅広く活躍した。
2003年にはテレビ番組の収録中に胸椎粉砕骨折などの重傷を負った。約2カ月間入院し引退も覚悟したが、04年に復帰。その後もライブ活動を続けていた。
21年4月にはステージ4の腹膜がんを患っていることが判明し、治療を行っていた。今年5月17日には、千葉・成田市内でユニットコンサートに登場しステージ復帰。車いすに座ったままでのパフォーマンスだったが、ベット・ミドラーの「ローズ」を歌い、観客を魅了していた。