綾野剛主演の日曜劇場「オールドルーキー」（ＴＢＳ系）の初回が２６日に放送され、平均視聴率が１１．２％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）だったことが２７日、わかった。

　サッカーしか知らない元・日本代表の３７歳での社会人デビューは困難を極めるが、アスリートの代理人やマネジメントを行う会社の契約社員の道が拓け、元トップアスリートのスキルを活かしながら奮闘していく物語だ。

　ネットでは、視聴者には全く知らされていなかった横浜流星の出演や、変わらずカッコイイ反町隆史。サッカーシーンの監修を務めた大久保嘉人氏の出演や、佐々木主浩氏が、その名も「肉の大魔神」なる焼肉店のオーナー役で登場したことなどで盛り上がった。なかでも圧倒的だったのは、「綾野剛の演技はやっぱり上手い」「感動した」という声だった。

　そんな中、筆者が注目したのは綾野の妻役、榮倉奈々である。元・人気アナウンサーで、現在は２児を育てる専業主婦。夫の第２の人生をサポートしたり、父の引退にショックを隠せない娘たちのフォローをしたりしながら、自身も家族のために動き出していく役柄だ。

　榮倉といえば、プライベートでは俳優・賀来賢人の妻であり、２児の母。前作の日曜劇場「マイファミリー」で主演の二宮和也の親友役を好演した夫に続いて今度は自分が同枠のメインキャストを務めるのは、夫のサポートなしにはできないことだろう。実際、賀来は子供との向き合い方や子育ての楽しさをトークバラエティなどで積極的に語っている。

　かつては「榮倉奈々と結婚した人」というイメージだった賀来がドラマに映画に舞台にテレビＣＭにと超売れっ子になった背景には、榮倉の支えと家庭円満があるのではないかと、多くのマスコミ女性たちは見ている。今年５月、ファッション誌「ハーパース　バザー」で公開された最高にオシャレであり、スタイル抜群の世にも美しい２ショットには“憧れの夫婦”としての評価も急浮上している。

　そんな榮倉がドラマで綾野剛を叱咤激励する姿は、２０１９年７月期の「ノーサイド・ゲーム」で大泉洋の妻役を演じた松たか子とも重なって、頼もしさと力強さが感じられる。「オールドルーキー」の榮倉奈々に大注目だ。