渡辺宙明さん訃報にアニソン界のレジェンドが追悼コメント 水木一郎「先生は僕の目標」
アニメや特撮の主題歌を多く手がけた作曲家の渡辺宙明さんが23日に老衰による心不全のため亡くなったことが27日、発表された。96歳だった。この訃報にアニソン界のレジェンドたちから追悼のコメントが寄せられた。
「マジンガーZ」などを歌った水木一郎は「先生に出会わなかったら、今の僕はありません。先生と同じ時代を生き、アニメソングという新たなジャンルを切り開いていくことができて幸せです」「生涯現役を貫いた先生の生き方は僕の目標です。くじけそうなときも、先生を思い出して、精一杯生きていきます」とコメント。
ささきいさおも、昨年3月に行った配信ライブコンサートに渡辺さんがひょっこりやってきた時のことをつづり「車いすに座りながら1時間余り、笑顔と拍手を絶やさず最後まで楽しそうにしていらしたのが忘れられない。これからも客席で先生が見ていらっしゃることを思い浮かべ、誠実に歌っていきたい」と追悼した。
堀江美都子は「秘密戦隊ゴレンジャー、サザエさんのうた、野球狂の詩、をはじめたくさんの曲を歌わせていただきました」とつづり「先生の曲には私の中に眠っているパワーを引きだして下さる力があって、その都度に勇気や向上心をかきたててくださいました」と感謝した。
「太陽戦隊サンバルカン」を始め、戦隊ものの歌を数多く歌った串田アキラも「串田さんはね、80歳までバリバリ歌えますよ、私はね、100歳になっても作曲しますよ!と言っていたのに、早すぎるよ」とその死を悼んでいた。
渡辺氏の息子で作曲家の俊幸氏も「今後も父が残した音楽が長きにわたって多くの方から愛され続けることを心から願っています」とのコメントを発表した。