日本フェンシング協会の武井壮会長、爆問・太田から「文春の倒し方」聞かれうなだれる
日本フェンシング協会の武井壮会長(49)が3日、TBSの「サンデージャポン」に生出演し、「週刊文春」によって男女エペ日本代表の沖縄合宿でレジャーに興じていたと報じられた問題について説明した。
同協会は2日に都内で行った理事会で、長期遠征後のリフレッシュも兼ねた合宿であった点から、合宿の内容には問題はなかったことは確認、ただ、一部コーチらの家族が宿泊していたことは「不適切だった」と認め、日本オリンピック委員会(JOC)などに対する助成金の申請は見送ることを決めた。
合宿では朝は強度の高いヨガトレーニングを行い、食後にフェンシングやフットワークの練習。午後は自由時間だが、各自がおのおの休息やトレーニングなどに充て、レクリエーションを行う者もいた。武井会長は「午後がレジャーという書き方はまったく当てはまっていない。午後はメニュー上は『フリー』と書いてあるが、意味合いを自由時間、レジャーだと捉えられているが決してそうではない」と強調。「屋内で練習してもいい、フィジカルトレーニングしてもいい、疲労がたまっている選手については休みに使ってもいいということ。フリーの意味合いはゼロではなく、0・5から1の間みたいな感じ。決してレジャーの合宿というわけではなく、その時間を自由に使っていいということなので、選手がこの日は休みたいね、じゃあレジャーをしにいこうということで、バナナボートに乗りに行った日が1週間の中で1日あったと」と、説明した。
デーブ・スペクターから「なぜ沖縄だったのか?」と問われると、「沖縄の合宿って、リゾート地なので一般の方からすると、バカンスのイメージがあると思うが、僕は陸上選手でしたので、沖縄というと合宿というイメージしかない。合宿施設もたくさんあって、宿泊施設もたくさんあって、スポーツの施設が合宿向けに作られているところもたくさんあって、非常に使いやすい。すごいタフなトレーニングを沖縄でやる印象があるので、むしろトラウマがあるぐらい。と、あと色々な国際問題がある中の欧州遠征を戦って、帰ってきてすぐアジア選手権があった。あと3週間後に世界選手権に出発するという間の1週間。そこをなんとかリラックスをしながら強化に充てられないかということで沖縄を選んだ」と、語った。
報道がなければ、助成金を申請していたのではないか?との問いには「報道があってもなくても、適切な合宿だったとしたら、申請をしたと思います。今回トレーニングの内容に関してはフリータイムに行っていたトレーニングのボリューム、朝のフェンシングのレッスンのボリューム、早朝のヨガのトレーニングのボリュームを考えると、アジア選手権を戦った直後に、世界選手権を3週間後に控えているトップ選手達のコンディショニングをする、でしかも、午後がフリーというのは、去年の金メダリスト達に委ねた練習の内容は各自に任せますよというフリーなので、ただのずっと遊んでなさいよというフリーとはまったく違って、実際金メダリストの見延選手なんかはずっとその時間もジムでトレーニングすることが多かったですという答えもいただいてますし、練習の内容に関しては一切不足なところはない」と強調。今回は家族の宿泊が不適切だったため、申請を見送ったと改めて説明した。
最後にMCの爆笑問題の太田光から「それも踏まえた上で、文春の倒し方を」とタレントとして振られたが、うなずきながら「確かに倒しにくい。本当に。今回はすいません」と、うなだれた。