「サンモニ」青木理氏、日韓関係で持論「連携の大切さは誰が考えても合理的」
ジャーナリストの青木理氏が3日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。NATO首脳会議で日韓首脳会談が実現しなかったことについて、「日韓連携の大切さは誰が考えても合理的」と日韓関係改善すべきと述べた。
スペイン・マドリードでNATO首脳会議が開かれ、米・バイデン大統領を交えた日米韓首脳会談が5年ぶりに行われたが、岸田文雄首相と韓国・尹錫悦大統領による日韓首脳会談は実現しなかった。
これについて、青木氏は尹大統領が積極的だったものの、日本側は会談に消極的だったという現地での報道を紹介した上で、「アメリカは日韓を何とかくっつけようとしているんですよ。ところが日本の保守派の反発が強いということで、なかなかうまくいかないんですけど」と解説。さらに「冷静に考えてもらいたいんですけども、例えば中国と向き合うにしても、北と向き合うにしても、あるいはロシアと向き合うにしても、東アジア地域で自由とか民主主義という価値を共有している国って、台湾を除けば韓国しかかないんですよ」と東アジアにおける韓国の存在の重要さを指摘。「その日韓がいがみ合ってる。アメリカだってどうなるかわかならない中で日韓が連携することの大切さは誰が考えても合理的だと思うんです」と指摘。「韓国側ももちろんですけど、日本側も政治的意志で乗り越えてほしいなと。日韓関係何とか立て直してほしいなっていうふうに思いますね」と持論を述べた。