「鎌倉殿」義時の頼朝暗殺説、匂わせか「燃え残っては」「よくぞ見抜いた」意味深連続にネット騒ぎ
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は3日、第26回「悲しむ前に」が放送された。落馬した源頼朝(大泉洋)が昏睡状態となり、次の鎌倉殿巡る権力闘争が勃発。騒乱が起こらないよう北条義時(小栗旬)が密かに冷静に先々を見据えて事を進めたが、折々で義時が言い放った意味深長な言葉に、ネット上が震えた。
「吾妻鏡」にも詳細が記されていない、謎に包まれた頼朝の落馬。ドラマの第25回では相模川からの帰り道、頼朝が馬上で急に体が震え始めて、崩れ落ちた。急病のようでもあり…直前に義時が頼朝に汲んできた水を飲ませる場面があり、虫の知らせのように鳴った鈴の音が、義時にだけ鳴らない演出も。ネット上では直接的には描かずに、北条暗殺説に含みを持たせたのではと話題となった。
第26回。頼朝の容態を見て覚悟を決めて事を進め始めた義時は、密かに火葬の準備を進める八田知家(市原隼人)に「燃え残っては困るのだが」と語った。
御家人たちに、武家の棟梁が馬に振り落とされたと伝わるのを心外そうに見ていた北条頼時(坂口健太郎)が、父義時に、頼朝の服は肩が汚れており、落馬時に手をついておらず、先に馬上で気を失ったのではないかと述べた場面では、義時はうなずきながら「よくぞ見抜いた」と返した。
終盤では、権力移行のために動き続けた義時が、姉政子(小池栄子)に「頼朝様に憂いなく旅だっていただくことが、私の最後の仕事と思っておりました」とも述べた。
全て説明がつく発言ではあるが、ネット上では「どうも引っかかった」「本当の死因を知ってるかのよう」「意味深 全てを語らず我々に想像させるの上手い」「燃え残っては困るってのがゾッとした」「暗殺されたんじゃないかと解釈する余地がある」「義時暗殺説っぽい描写が分かりやすく散りばめられてる」と反応する投稿が相次いだ。