巨人・原監督「影響受けた大先輩」 安倍元首相を追悼、プロ野球で黙とう
8日午前11時半頃、奈良市内で参院選の街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相(67)が銃撃され、搬送先で午後5時3分に死亡が確認された。
同日に東京ドームで行われたプロ野球・巨人-DeNA戦では、試合開始前に安倍氏死去の一報が場内でアナウンスされ、黙とうが行われた。安倍氏と親交が深かった原辰徳監督は「ショッキングですし、非常に尊敬できるリーダーでした。影響を受けた大先輩でした。残念です」と、落胆を隠せなかった。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は、東京五輪・パラリンピックの招致や延期を実現させた安倍氏を「自らが思い描いたことを実現するための、素晴らしい決断力と無限のエネルギーを持っていた。敬意と感謝の意を表したい。安倍氏の決意や信頼が前例のない延期の決断をもたらした。彼の存在なしに五輪はできなかった」と悼んだ。